<取材・文/e-Towns編集室 北風加奈>
<写真撮影/佐々木 聖紀>
取材、写真は2021年5月のものです。
こちらは北前船が絡んだお寺ではなく、
日本遺産案内板もなかったのですが貴重な文化財があるとのことで
立ち寄りました。
茅葺き屋根がとてもすばらしく、軒下に咲いた豆菊(?)もかわいらしく
心が和む建物でした。
裏山から出土したという山形県有形文化財指定の五輪塔2基と宝筐(ほうきょう)印塔3基が
納められている御堂。
格子戸からのぞくと中を見ることができます。(以下2枚撮影/北風加奈)
鎌倉時代末から室町時代のものと見られるそうです。
五輪塔も宝筐印塔も、仏教の世界を表していてお墓や供養等として作られた塔といいますが、
その時代に加茂に、このような塔がいくつかあるということは、誰を供養したものだろうかと考えると
とても驚きで、謎が解けたら…とも思うような
貴重なものを見たと思いました。