<取材・文/e-Towns編集室 北風加奈>
<写真撮影/佐々木 聖紀>
取材、写真は2021年5月のものです。
加茂に熊野神社さんがある、とのことで行ってみました。
海側ではなく、高館山が見える方面、少し小高い場所にあります。
地図を下に貼っておきます。
鎌倉時代 1187年(文治3年)出雲國八束郡熊野村より分霊を勧請。
島根県の出雲国一の宮の熊野大社とのつながりを思うと、こんなすごいことが!と驚きます。
ここが加茂字加茂一番地という住所もうなずけます。
明治9年には村社となり、毎年8月15日には祭事をおこなっているそうです。
木々の間からは港町の家々の屋根と港、加茂シンボル赤灯台が見えます。
カタクリやすみれなど野草の花がところどころ見られ、木々に囲まれた涼しい場所でした。
今は静かな場所ですが、
昔は相撲場があって、子供たちが遊んでいたのだと、ガイドさんから聞きました。
途中に明治時代に加茂の教育に尽力したといおう鴨 智乗(かものちじょう)さんというかたの碑がありました。
ここににぎやかに加茂の子供たちが集っていたのだろうなあと思いを馳せました。