大山の下池から見えるあの建物はなんだろう?
と気になっていました。
ついに行ってみました。
野鳥の観察をする施設なのかな?と思っていましたが、
入ってみたら、木のぬくもりあふれる建物で、生き物の展示などがあって地域のサポーターの方々が集う、明るい施設でした。
都沢湿地のキャラクター「どろっぱ」が迎えてくれます(この日はコロナ感染予防対策でマスクしてました) 都沢湿地について
「ほとりあ」という名前は 大山下池のほとりに、自然を「あ」愛する人が 「あ」集まる場所 という願いが込められているそうです。
ほとりあができたいきさつや取り組みについては館内に詳しく説明があります。
薪ストーブのある一階(市内で伐採された木を活用しているそうです)
飲み物などは協力金で、セルフサービスの「まったりcafé」
畳の部屋、まったりルームも飲食場所として利用できます。
周辺の水路でザリガニなどを捕まえる釣竿とバケツのセットは、感染予防の観点から、貸し出しでなく販売となっていました(2020年8月現在)
季節ごとに館内の展示は変わります。
とても工夫をこらした展示で、楽しく見る事ができました。
お子さんの自由研究などの学習にもってこいだと思いました。
専門書や関連図書もあって、水生生物好きな人にはたまらない施設ですね。
子供はもちろんですが、大人が見ても楽しい展示です。
「どろっぱ」キャラクターグッズコーナーもありました!
ガチャガチャまでありました。
2階にも行ってみました。団体で入れる広い学習交流室(40名ぐらい入れるそうです)利用は予約が必要です
一階から吹き抜けの周囲は「展望スペース」となっていて、下池や高館山、都沢湿地を眺めることができます。
野鳥観察ができるスコープも設置されています。
屋根には太陽光パネルを設置、窓は鳥の衝突を避けるために、傾斜していて、建物自体も鳥の飛来するコースを考慮して環境にも配慮して建てられているそうです。すばらしいですね。
こちらのスペースでも外を眺めながら飲食可能です。
アメリカザリガニ、ウシガエルなど、外来生物の駆除活動体験イベントなどを
おこなったりしているので、ぜひほとりあの開催イベント情報などを見て参加してみてください。
ほとりあの駐車場脇に「しゃべっちょ広場」があり、イベント開催時など、地元のサポーターの方々が集います。
取材した日はちょうどしゃべっちょ広場の奥にある「ハス」池の花が見頃でイベントが開催されていました。
ハス池を眺めて帰るつもりが、来い来い、と手招きされて
ハスワーキンググループさんからたくさんお話を聞いて、ハス入りのお茶までいただきました。
丁寧に作った手作りの資料をいただいて、たくさんの写真もみせていただきました。うれしかった!
ハスの葉を実際に見せてもらいました。
なんと、ハスの茎はぞうさんの鼻みたいになっていて、
こちら側の真ん中に穴を開けて、飲み物を入れ、ストローみたいに飲むこともできるんだって!知りませんでした!
ハスの葉や花の部分は観賞用としてお盆なんかに使ったりするのは知っていましたが、葉っぱで遊べるとは、実際に手にとってみてみないとわからないものですね〜。
ハスのめしべやおしべを乾燥させて飲用にしたり、種を食べたりもできるんだそうです。
お茶として飲み比べさせてもらいました。(写真は緑茶とブレンドしたもの)初めて飲みました!飲みやすかったです。
花や果托(たんぽ)部分(花が終わった後に残る蜂の巣みたいな形状の種が入っている部分)は乾燥させてドライフラワーのように飾りをつくることもできるそうです。
さわったら結構固かったです。
他にも、上池下池のハスの話や、現在も上池下池のハスは江戸時代から続く「浮草組合」さんが収穫して管理していること、
昔はもっとたくさんの組合があって、上池、下池の魚やえび、じゅんさいなどを収穫して地域で活用して暮らしていたことなど
興味深い話をたくさん聞く事ができました。上池について
また、ほとりあの前館長さんからも、ほとりあができたときのエピソードや、
ほとりあにハス池をつくったきっかけのお話をうかがいました。
私が書くより「ハスワーキンググループ」さんからいただいた資料を載せたほうがいいと思うので、画像を貼っておきます。
ハスワーキンググループさんの活動等については「ほとりあ」さんのHP等をご参照ください。
ほとりあさんでは、地域のかたと保全活動を通して、交流イベント、体験イベントを季節ごとに開いています。
情報は随時HPに載っていますので、チェックしてぜひ行ってみてください。
お子さんが参加して、実際に体験できる楽しいイベントやっていますよ!