前鶴岡市長が在職中から、米の転作対策として、そば栽培をすすめ、そば処としても鶴岡を振興しようとしてきた試みは各地で進められています。
前市長の榎本さんの地元である田川地区でも現在榎本さんが代表理事となって「田川そばの郷」でそばの行事などを企画しています。
田川コミニティーセンターに榎本さんを訪ねました。
田川は山に囲まれ豊かな食に恵まれ、縄文時代から集落が形成され鶴岡市南部の中心地として栄え、今も米どころとして田が広がる農村地域です。
その合い間の土地に、今はそばが植えられているのを見かけます。
湯田川、あつみに向かう345号線沿いに、田川の看板が見え、コミセンの表示もあり駐車場があります。
湯田川方面から
体育館のある、田川小学校跡の建物が田川コミセンです。
鶴岡市長時代に、ここで、商工会議所の企画で、榎本さんからそば打ちを習ったことがあります。
その時も田川コミセンでした。あの時(2015年11月)は体育館にブルーシートをしいての体験でしたが、
現在は体育館にそば打ち体験できるよう、窯や厨房が備わり、さらにそば打ち台が20台もあるそうです。厨房を見せていただきました。
田川では集落でそば打ちできる人を増やし、郷土史の勉強会などでそばを打って食べてもらうような企画をしたり、地域でのそば行事をやっているとのことです。
栽培について聞きましたら、田川では現在「でわかおり」100%植えているとのこと。
でわかおりは山形県の品種で、昭和63年に種子の大粒課を測って高品質の系統を選抜育成したものです。そばの香りがよいのが特徴だそうです。
田川では平成5年ごろから4人で植え始め、今は21人に増えたそうで、60〜70代の農家さんの年金+αの収入源となっているそうです。
田川で栽培されたそばは、現在富樫製麺さんで加工され、「田川鬼坂そば」として生麺が販売されています。2玉入り370円
もんとあーる白山店、しゃきっと覚岸寺店で扱っています。(金曜日に入るそうです)もんとあーる白山店にはそば粉も販売していました。
そして、年に一度「新そばまつり」が行われ、多くのお客さんで賑わいます。
1食600円で新そばの打ち立て、茹でたてが食べられるすごい企画です。
体育館のピロティで、地域のかたがたがどんどんそばを打っています。体育館で注文が入るとどんどん茹でてくれる贅沢な企画です。写真は過去の提供イメージです。現在はコロナ感染防止対策のため、容器は使い捨て、なめこ汁の提供も中止予定です。
2,000円以上注文のグループには田川の鬼坂そばが抽選で当たる抽選券がもらえるそうです。
大泉婦人部のきんつま焼きの販売や、田川特産の赤かぶ、赤かぶ漬けの販売も予定されています。
当日お持ち帰りも頼まれれば受けられる限り受けたい、とのことでした。当日受付でお尋ねください。
年越しそばのそば打ち体験イベントも予定しているそうです。
そば打ち体験については、じゃらんネットでも受付しているそうです。リンクをクリックしてご覧ください。
体験1名1玉(5人前)を作ることができ、2名2玉から受付するそうです。出張は+5000円で受付するとのこと。
今後また地域でそばを通したまちおこしがおこなわれ、飲食施設もできるといいなあと思いました。